EDに関する統計
EDは40歳を境にして発症する方が増えます。
「歳だから仕方がない」
「歳なのに性欲が高いのは恥ずかしい」
とお考えになられて、あきらめてしまう方もたくさんいるようです。
EDは仕方のないことなのでしょうか。
EDを治したいと考えることは恥ずかしいことでしょうか。
また、現代では若年層でEDに悩んでいる方もめずらしくありません。
ここではEDに関する調査結果をご紹介します。
参照元:永尾光一、石井延久:「診療と新薬」(第42巻・第11号)2005年11月28日(11月号)
Q. 性生活を充実させたいですか?
「はい」83.8%
「いいえ」16.2%
まず、30〜59歳の男性3,130名に行ったアンケートのうち、83.8%の方が性生活を充実したいと答えました。
このことから性生活の充実を求めることは普通のことで、恥ずかしいことなんかではないことがおわかりいただけると思います。
以下は30歳以上59歳以下の軽〜中等症の勃起機能の低下(軽〜中度のED)が見られる男性1,000人を対象にした調査結果です。
Q. あなたは自分自身がEDであると思いますか?
「はい」11.3%
「いいえ」88.7%
4人に1人がEDと言われますが、その中の多くの方々がEDの自覚がないと考えられます。
EDの悩みは周りの人と話しにくいトピックですが、思っているよりも多くの人が同じ悩みを抱えているかもしれません。
Q. 性交ときに今までより硬い勃起が実現できた場合の気持ちは?
「自信が持てた」77.8%
「パートナーは二人の間柄に満足した」83.9%
「私は二人の間柄に満足した」85.2%
「強い自尊心が持てた」60.3%
「パートナーとの性生活に満足できた」87.2%
「セックスの間勃起機能が十分持続する自信が持てた」86.8%
「自分の性行為に満足できた」85.1%
「セックスが自然にできると感じた」83.9%
実際に硬い勃起が得られることで性生活の自信・満足度が高まり、パートナーとの関係がさらによくなったと感じる方が多いようです。
勃起やその硬さが性的興奮や愛情の強さのあらわれであると考える方もいらっしゃるようです。
勃起しないかもという不安がなくなることで、自信につながり、行為に集中できて満足度が高まるほか、パートナーの満足度も高まり、関係が良好になったり、満足するパートナーを見てさらに自信や満足度が高まるといったことがるようです。
Q. 満足のいく性生活が得られたとき、他の日常生活についてもよい影響がありましたか?
「はい」75%
「いいえ」25%
満足のいく性生活が得られた時、他の日常生活についてもよい影響があったと75%の方が答えました。
50代では82%、40代で76%、30代では67%と、年齢が高まるにつれ、満足いく性生活で生活が変わると回答しました。
満足のいく性生活を経験したときに他の日常生活によい影響があったと回答した750人の方々には以下の質問も行いました。
Q. 満足のいく性生活が得られたときに感じる良い影響とは?
「日々の生活に張り合いが出来た」65%
「生活が楽しいと感じた」65%
「よく眠れるようになった」35%
「仕事への意欲が上がった」35%
生きていく上で大切なメンタル、健康、日常生活、仕事面で、とてもいい影響があらわれたと感じた人が多いようです。
ほかにも新しい目標ができたり、食欲が増したりといった方もいるようです。
以上のことから、ED治療がメンタル・精神疾患の治療の一環になるとも考えられます。